前回は簿記について軽く語りましたが
実際に簿記に記載するタイミングがベストなのかご存知でしょうか?
1番良いタイミングとは!?
結論から言えば、簿記の記載をするのはできるだけ早いうちに仕訳処理をしたほうが良いと思います。
その理由としては「判断の回数を削減」につながるからです。

人が判断できる回数は1日35000回程度と言われているよ!
もちろん会社やときと場によってできないこともありますが。
できるのあればその場で早く処理したほうがあとあと管理が楽です。
これは簿記に限らずですが、現状の社会では生産性や効率的な業務が求める時代になっています。
この中で簿記の中でも仕訳処理をすみやかに行うことが非常に重要です。
簿記をする条件
まず、会社の取引では、必ずしも全て取る必要はなく、お金に動きがある、簿記上の取引がある時のみ行うだけです。
簿記上の取引には5つの大要素があり、資産、純資産、負債、経費、利益のどれかが必要にされています。



つまり物を売れればお金が増えるから利益と資産が増えて、これを書き換えなくてはいけないのね。



そのとおり!取引記録を忘れてしまうと今のお金の状況がわからなくなってしまうから面倒だけど必ずこういったお金のやり取りをしたら毎回つけなければいけないんだ。
主に取引した際にこの場面になれば簿記を書くタイミングでしょう。
- 備品購入で納品した時(納品書)
- 物を買った時に仕入れした時
- 今日の売り上げ
- 在庫確認、物価状況、消費期限等で使えない商品の処分等に価格調整
- 決算時の減価償却の調整
など、いろいろあります。
そしてここで注意するべき点として、購入する際に消費するのか資産になるのかよるものです。



物を買うのだからお金は消えてしまうのでしょう?だったら経費じゃないの?



この記事で記載しているように、必ずしもお金が全部が資産じゃない。
家とかなどの高級品とかは資産の一つなんじゃよ!
資産になるにはいろいろ条件があります。
例えば販売する目的なのか、買った金額が条件に当てはまるのかによって異なります。
この辺は別の記事にて記載しています。
もし忘れてしまうと…
処理を忘れてしまうとどうなってしまうのか、このようになります。
- 金額が一致しないと税金の支払うべき金額が不正になってしまう。
- 現金の場合口座などと異なり、金額がすぐに反映されないため、違ってくると現金過不足をして調査する手間をかける必要がある。
- 実際にどれが正しい金額なのか明確にわからなくなる
- いざ給料支払う日が来た時帳簿にある金額があっても実際には足りない。
- 判断の回数が増えて判断疲れをしてしまいミスするリスクが高まる
というように処理を忘れてしまうだけでお金のズレが発生してしまうので絶対につけておくという習慣をつけていく必要があります。
ただし小口現金や売掛金みたいに早いタイミングにはうまくできないことも
基本的に経費や売上などでは原則として反映した時に記録をしなくてはなりませんが
小口現金とかの場合は金銭管理が細かいこともあることから1日おきもしくは1週間おきぐらいにまとめてどれくらい使用したのか報告していき、その使用した経費を用途別に計上することになっています。
また、売掛金などで相手側の支払いが遅れることもあり、必ずしも早いのがベストというわけではありません。
つまり、自分でできるのであれば早めに処理をしようと言いたいのです。


まとめ
取引を行う際どのタイミングに簿記の記載をすればいいのか?
- お金や資産に動きのある取引
- その取引は5大に関わる物なのか?
などです。
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