受取手帳を個別に知ろう!【約束手形/簿記3級】

「受取手形」とは、、簿記の表記上では「資産」に該当します。
なお、受取手形は当座預金関連のうち手形の簿記1種である。

手形そのものに関しては約束手形にて記載し、当ページでは受取手形の簿記に関して記載する。

目次

受取手帳の記載ルール

借方価格貸方価格
受取手形XXXX

受取手形は資産のため貸借対照表の資産の売上債権に該当します。
ただし、受取手形はお金を貰える権利をしているものの、得意先による倒産リスク(貸倒引当金)や手形特有の不渡リスクがあることから資産としては仮所有扱いです。

このため必ずしも絶対にお金を手に入れるわけじゃないことをおぼえておきましょう。

試験レベル(日商簿記) 3級
勘定使用難易度 普通
試験重要度 重要
実際重要度 極めて低い

約束手形は2026年に廃止

手形系の全般に言えることとして、約束手形は2026年を持って廃止されます。
将来的に電子記録債権や電子記録債務が手形の代替となります。

関連する単語

  • 「当座預金」…手形の親方といわれる預金
  • 「支払手形」…受取手形とは逆に支払いをするべきの負債、なお支払わないと不渡というペナルティが発生するのできちんと金銭管理をしよう
  • 「貸倒引当金」「貸倒引当金繰入」…倒産や不渡などの見積もりを予め先払いの経費として行うもの、この他に「売掛金」や「電子記録債権」「営業外受取手形」「未収入金」もある
  • 「電子記録債権」…廃止される手形の次世代とされる売掛金
  • 「貸倒損失」…倒産による回収ができずに損失発生したもの
  • 「不渡」…期日までに手形による支払いができなかったこと。

基本1:得意先から手形を受け取った

A会社に商品の売上取引に成功し、本日約束手形が¥400,000が届いた。
借方価格貸方価格
受取手形400,000売上400,000

手形による入金できる権利を持ったので、借方に受取手形(資産増加)を、貸方に売上(利益増加)をそれぞれ¥400,000ずついれる

基本2:手形による振込期日

A会社により受け取った手形¥400,000が本日付けで当座預金に振り込まれた
借方価格貸方価格
当座預金400,000受取手形400,000

受取手形はそもそも一時的な資産、いずれにして今後お金を手に入れることが権利を持つため、消滅する。
なお、今回は当座預金に振り込まれたため、借方に当座預金(資産増加)、貸方に受取手形(資産減少)に入れる。

他にも貸倒引当金などおぼえておくものがあるが、この辺に関しては個別に解説します。

習ったことまとめ

今回、受取手形を習ったこととして

  • 貸借対照表の資産に所属し、売上債権の一つ
  • 当座預金系の一つで商品売買をする際に売上に使われるが、入金する際は預金は当座か普通のどちらにも入れられる
  • 売上債権で仮所有のため必ず100%お金が入金できないリスクがある。
  • 2026年を持って廃止されるが手形の勘定は不明。
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