覚えておこう!簿記の「クレジット売掛金」の使い方【簿記3級】

クレジット売掛金のサムネイル

クレジット売掛金はクレジットカードでの売上をした際にあと貰いの入金を予定している資産です。
「日商簿記3級」以上のテスト範囲に出てくる基本知識なので覚えておきたい項目です。

目次

売掛金との違い

クレジット売掛金は売掛金の一種ですが、入金や手数料などの仕組みが大きく異なっているため「売掛金」と一緒にしてはいけません。

普通の売掛金との違いとして以下の3つあります。

クレジット売掛金はクレジットカードの支払い方法であとから貰い、仕組みとしては完全に自動的に入金されるのに対して普通の売掛金は銀行口座などで手動で操作して振り込むか送金で行う方式になっています。

お金などはカード発行している会社が支払っているのでカード会社が倒産しなければ必ず入金されます。

そして手数料は売掛金はないのに対して、クレジット売掛金は規模に応じて「新販会社による手数料」がかかるなどの違いがあります。

基本1:クレジット売掛金はかならず「支払手数料」が付きます

クレジット売掛金は売り上げるごとに新販会社から数%ほどの決済手数料が引き落とされます。
また、会社や規模によりますがだいたい1~5%ほどかかります。

一見すればクレジットの決済手数料は消費税とおなじように本体価格を付属したような感じですが。

消費税と違ってクレジットカードは本体価格から天引きされる仕組みになっています。

にゃもも

クレジットカードは消費税のような消費者に対して本体価格の手数料分の上乗せはカード会社の条約によって禁止されているよ!
なので簿記計算には売上に加算しないように気をつけようね!

このように消費者がクレジットカードの決済をした場合は以下のように仕訳をします。

※例:1000円の商品をクレジット決済(手数料5%)で購入

借方価格貸方価格
クレジット売掛金950売上1000
支払手数料50

このように、クレジットカードの支払いをした際、かならず経費に「支払手数料」がつくので覚えておきましょう。

消費税をつく際も複雑さにも注意

クレジット売掛金の支払手数料は前述の通り上乗せができませんが、消費税は上乗せします。
他にも違いとして「消費税」は決算後後払い、「支払手数料」は購入即支払いです。

問題:商品T、本体価格1000円(税抜)で発売され、消費者がクレジットカード購入で1個購入した。
なお、クレジットは購入するごとに5%手数料が発生するとする。

借方価格貸方価格
クレジット売掛金1045売上1000
支払手数料55仮受消費税100

基本2:クレジット売掛金はあとから入金する仕組みなので終わることも忘れずに

クレジット売掛金はあとからお金が入るので必ず口座や現金、小切手など入ってきます。
そして、さきほど売上をした商品が引き落としの日が来たので、その売上金が普通口座に振り込まれるとこうなります。

借方価格貸方価格
普通口座1045クレジット売掛金1045

応用1:返品した際

売上をする際、不良品等で返品したりする場合があります。
この場合は先ほどとは仕訳を逆にして行きます。

借方価格貸方価格
売上1000クレジット売掛金1045
仮受消費税100支払手数料55
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